ガベージニュース

「インタラクティブ」という点では、ラジオはテレビよりはるかにインターネットに近い。その特性を活かせれば、ラジオの立ち位置は大きく変わる。 ラジオは、インターネットが広まる以前から、ある一定の「インタラクティブ」性を持ったメディアとして、実はテレビ以上に可能性を秘めている。しかも経験も豊富。現状ではテレビ以上に経営が厳しく、新しい事への挑戦が難しい立場にあるが、アイディア次第では独自に、あるいはインターネットとの連携で非常に楽しい、興味深い展開が開けてくるかもしれない。個人ベース、または小規模グループで気軽に開局できる「ネットラジオ」もその可能性の一つとして注目すべき対象。 メディア上の「インタラクティブ」性は、「禁断の果実」と表現できるかもしれない。その果実の味を知ってしまった視聴者に、どのような対処をしていくのか。テレビもラジオも、「これまでの」視聴者性向ではなく「今現在の」、そして「これからの」視聴者の求めているものを考える必要があるのだろう。